都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

『「どっちつかず」を重視する時代へ』を読みながら

春先に、職場で就職のために退職したした院生のバイトさんが、
自分の修士論文を置いて行った。
「どっちつかず」を重視する時代へ、というのはその論文の最後の項目のお題。
論文は終始とても難しいことを書いているのに、大変読みやすい文章で、
つくづく良い人材を取り逃したと思う。(バイトさんは福祉関係とは別の業界に就職されたので)

論文で指摘された「どっちつかず」とは、
障害福祉の場でよく語られる「施設」か「地域」かという二項対立から
脱却しましょうという話。

で、この福祉の世界に限らず「どっちつかず」という考え方は
いまほんとうに難しくないですか?
白か黒かと問われれば、
右か左かと問われれば、
善か悪かと問われれば、
どちらかに付かねばならぬ二項対立の世界の息苦しさ。
どうにかならんか。

修士論文読み終わってから考える。
ウチでバイトしながらこんな難しいこと考えてたんやな。
知らんかったなー。