都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

赤面したパトゥ

以前、書いたこの記事↓ http://blogs.yahoo.co.jp/kd12032st/archive/2009/11/10 冒頭でパトゥに包まっているとか書いてましたが、 世の中には「パトゥってなに?」という方も多いと思われます。 そういう訳で、パトゥの写った写真はないかと、パソコン内の…

関空に在日米軍?続報

前にも書いたこの話題に、続報が来ました あの府知事殿がアクションを起こすと、ことが動き出すのが昨今の関西の様相にような気がします。 という訳で、関空移転もあながち空想で終わらないのかもしれません。 ただ、やはりハブ空港構想を持っておられるよう…

ランドセルを贈るという話

以前はこういう記事読んでても、「ホントに現地まで届くのかよ~」と思っていた頃もありました。 関係者の皆様、ごめんなさい。クマが間違っておりました。 アフガニスタンで農村で日本のランドセルを背負ってる子供の群れを見て、 「なんじゃありゃ?」と思…

「坂の上の雲」を見てました

亀田と内藤のボクシングじゃなくて、坂の上を見てました。 でもドラマの一時間半は長いな~ このあと親父が帰ってくる予定なので、我が家ではもう一度BSの再放送が流れます。 三時間も同じものが流れるのか・・・ 予想していたよりも、いいドラマかなと思…

ハイエース窃盗団摘発のニュース

近所回りで起きた事件なんですが、こうやって盗まれた車もアフガニスタンにいたんだろうと思う。 アフガニスタンでハイエースは定番の車種だ。 人間も荷物、羊までもこれに乗って運ばれる。 事務所でも数台ほど使っていた。 馴染みあり、思い出のある車なの…

垣間見た鬼嫁の姿

女性を蔑視している。 女性を差別している。 こと女性問題で、イスラム教は批判される材料に事欠かない。 就学、就業、早婚、服装、その他いろいろ。 アフガニスタンでも同様だ。 だが、個々のアフガン人男性が女性を乱暴にしているかと言えばそうでもない。…

垣間見た「貧」の風景③難民キャンプにて

2007年、パキスタンでは国内にいたアフガン難民の帰還が行われていた。 それは、かなり無理に、強引に、乱暴に行われたと聞く。 帰る場所がある家族は良いが、帰る場所を持たない家族もいる。 そもそも、帰る場所に困らない人は難民なんてしない。 そん…

最近のアフガン報道から①選挙を終えて

カルザイ大統領がひとまず就任式を経て、二期目をスタートさせました。 英米は泥沼からの出口戦略を探し出しているような雰囲気を感じます。 タリバンとの講和も視野に入るでしょうか? 視界の片隅にでも入れて欲しいものです。 産経新聞によると、選挙に敗…

お金にまつわる困った諸事情

前回、前々回と街角の物乞いに纏わるお話でしたが、今回は閑話休題ということにして、 お金そのものについてのお話です。 首都カブールであれば、こんなこともないはずですが、 カブールと隣国パキスタンの中間に位置するジャララバードでは、 自国の通貨ア…

垣間見た「貧」の風景②バザールの中で

そこに行けば、必ず彼らはやってくる。 なぜなら、そこに用事がある者は、必ず懐にお金を持っているからだ。 だから、彼らはいつもその通りを駆け回る。 そこは両替業者の立ち並ぶ街の通り。 ターゲットの背後から近づき、服のスソを引張って、相手が振り向…

垣間見た「貧」の風景①ある交差点

その交差点は、宿舎から事務所への通勤ルートにあった。 街を貫く幹線道路、東はペシャワール、西はカブールに繋がり、車と人、リキシャーで常に混乱する。 そんな道路の分離帯に陣取った数人の少年たちが、信号で止まった車に何事か叫び続ける。 車に乗った…

堂々の前言撤回

先日、「ニングラハルだった日」に分類されている記事の内容は、ゆる~いアフガンを書くと、 私は当ブログにそのような記事を載せました。 前言撤回します。少し真面目な話も書きます。 すいません。クマはいい加減で、計画性ゼロです。男に二言も三言も付き…

視線が痛かった日と気付いてもらえなかった日

入国後、初めてビザの更新とワーキングパーミッションを取得した時のこと。 役所仕事というモノはどこの国でも同じのようで、いろんなセクションをたらい回しにされます。 とくに、健康であることを証明する書類に病院のサインが必要らしく、 担当者を探すた…

そこのけ そこのけ 米軍さんが通る

流血やら爆薬の匂いのするアフガンのお話は、新聞やテレビで十分ですので、 「ニングラハルだった日」に分類している記事は、基本的にゆる~いアフガンのお話を目指しております。 でも、今回は軍隊のお話です。話が少し固くなります。 上の写真は、ジャララ…

アフガン支援の大枠が決まったようで

右往左往した末に大枠はまとまったようです。 具体的なことは、なにもまとまってないようですが、 自衛隊派遣が回避されたことで、とりあえず安心しております。 ただ、あまりに膨大な支援額なのですので、今から警察官の職員数を水増ししておこうなんて 考…

子どもの頃の謎は謎のまま

今年もそろそろ寒くなってまいりました。 という訳で、押し入れからパトゥを取り出し、包まっております。 「あんたは遊牧民か」 と家族から言われた方も、この国のどこかに何人かはいるはずだと思っております。 クマの場合、部屋着の上はシャツですが、下…

携帯電話を巡って

現地に旅立つ前、三年前のこの時期、親によくこう言われました。 「アフガニスタンなんか、ロクに電話もないやろ。どうやって日本と連絡するんや?」 問われた僕は、あまり深く考えていませんでした。 というより、そのあたりは全く期待していませんでした。…

鉄人を見てきました

日本政府より独立を宣言した関西自由共和国政府は、 神戸市長田区で無線誘導式ロボット鉄人28号の 実戦配備が完了したことを発表しました。 この鉄人28号は、この夏お台場に配備されたガンダムに 脅威を受けた共和国政府国防部によって開発され・・・嘘…

訪問者が500人超え

ブログを開設して、一か月もしないうちに訪問者数500人を超えてしまいました。 真面目に拙文を読んでくださった方 斜め読みして立ち去った方 読まずに去ってしまわれた方 いろんな訪問の仕方がありますが、まずは御礼申し上げます。 もともとブログなぞ書…

向こうの宿舎

先日、知り合いと話していた時のこと。 「アフガンなんか、ちゃんと家あんの?」 「そりゃ、あるよ」 「へ?クマさんはキャンプなんかはしてへんの?」 「ちゃんとした建物に住んでますよ」 時々、日本でこんな会話になる。 借家だったから、あの強欲な家主…

戦前にアフガンに住み込んだ日本人

前回、前々回とアフガニスタンの独立記念日に纏わる迷信を探ってみたが、 その過程で、どうしても気になる人物がいたのでさらに探ってみた。 その名を高垣信造という。(信蔵とするものもあり) 1933年の野村俊吉著「秘められし国アフガニスタン」で登場す…