先日、知り合いと話していた時のこと。
「アフガンなんか、ちゃんと家あんの?」
「そりゃ、あるよ」
「へ?クマさんはキャンプなんかはしてへんの?」
「ちゃんとした建物に住んでますよ」
時々、日本でこんな会話になる。
借家だったから、あの強欲な家主に家賃も払っていたのに。
そりゃ、建てつけは悪かった。風通しが素晴らしく良好で、風が強い日はドアが勝手に開いた。
耐震性など期待しないほうが良いに違いない。
発電機はうるさいし、よく壊れた。昼間は発電機を止めるから、日中でも屋内は微妙に暗い。
インターネットはできるけど、日本のテレビはNHKの海外放送のみ。
ラジオの短波放送も受信はほとんど無理。かすかに演歌がラジオから聞こえた時は、ちょっと感動。
日本から戻って来たワーカーが持ち込む、本や雑誌、新聞は貴重品。
読み終わったものでも、何度も読み込む。
快適な空調設備はないし、冬なのに温水器の調子が悪かったりするんだけど、
それでも、農村や難民キャンプと比べれば、はるかに現代的で、
農村部にして山間部だったDNに住んでたワーカーの方々よりかは、まだまだ恵まれているわけです。
(写真はジャララバードで住んでた宿舎)