都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

92兆円の破壊力

日本代表が初戦勝利という良いニュースの中で、
アフガニスタンでもなにやらとてつもない景気のよいニュースが流れています。
今のところ92兆円規模という言葉が、独り歩きしているような気もします。
ちゃんと利益のだせる採掘事業になるのかは、別の話じゃないかと素人目にも思うのですが、
それはひとまず置いておきます。
埋蔵地域にされた場所は、今は紙くず同然の土地だとしても、
これから信じられない値段が付くのではないかと思います。
地上げが横行して、札束で頬を叩かれるようにして、土地を捨てる農民が出てくるんじゃないかと心配です。
貧しい農民たちが、聞いたこともないような金額を提示されれば、どうするでしょう。
先祖代々の農民をやっている人たちがが、土地を捨てて生きていけるだろうか。
また採掘事業が具現化していけば、いままで日の目を見なかった地域が脚光を浴びることもあるでしょうから、
アフガン国内のいろんな諸勢力のパワーバランスも破壊していくのではないかとも思います。
中東湾岸諸国のような富裕国に生まれ変われるのか、
それとも、アフリカ諸国のように富が海外へ流失してくだけの国になるのか。
それはカルザイ政権次第です。
タリバンにしても、足元に埋まったお宝を知って、自分たちの旗をどこまで守っていけるでしょうか。
アフガンの未来のとって、いろいろと破壊力のあるニュース。