都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

こんな時期ですが、写真展が

まだまだ東北関東大震災の状況は厳しい中ですが、
ペシャワール会の現地報告写真展in京都府京田辺市が3月29日より4月3日まで開催されます。
場所は京田辺市立中央図書館。最寄り駅はJR京田辺駅。今回も駅から近い。
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/index_report_pic.html
前々から決まっていたとはいえ、京田辺の主催者さんはこの時期の開催をかなり悩まれたようですが、
開催を決意なされたようです。(決意の一文がこちらにも回ってきてます)
平時であっても「日本でも困っている人がいるのにねー!」と御批判されることもある後進国支援。
この国難とも言われる事態にあって、他人の国に関わってる場合かと批判する人もいるでしょうし、
ジャララバードにいた日本のNGOにも震災支援を始めている団体があるようですが、
ペシャワール会の場合、27年いや今年で28年丸々、アフガニスタンパキスタンにどっぷり嵌り込んでいるので、
いまさら足も腰はおろか首からして引き抜けないのですね。
このフットワークの重さが28年も現地で事業が継続できている理由かと。
この現地報告写真展は重いフットワークの軌跡でもあります。

今回の震災支援は、世界各国から寄せられておりますが、
これも日本の外に出た人・モノ・文化が創ってきた日本のイメージが良かったからではないかと。
それは観光客、ビジネスマン、留学生、NGOであったり、車やテレビなど日本製品であったり、
ヨーロッパにジパングとして知られた時代から積み重なる歴史であったり、
最近ではアニメやマンガなどのサブカルチャーであったりと、
これまで日本が海外に対し、よきイメージを構築してきたからこそではないか。
上の動画はアフガニスタン赤新月社が始めた震災支援のための街頭募金の映像。
うーん、国難の最中にある国でさえも日本のために。
日本の政府が、NGOなどの民間団体が、これまで続けた海外支援がどこまで本気だったのか、
この国難の中でも継続できるのか。
これからはそのあたりも問われてきそうです。
富裕国の道楽なんかじゃ、なかったはずですよね♪