都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

時代が母校に追いついてしまったという事態

メガソーラーだの、風力だのと、エコで環境に優しい、原子力じゃない電力の話が流行りです。
エコといえば、洞爺湖サミット前後にやたらに聞いた言葉だったような。
アフガニスタンから一時帰国したときに、エコエコとテレビで見て感じたのは、
「なんか気色わる」だったのですが、今回は地に足のついた話じゃないと困ります。

ところで、クマの母校Y学園は淡路島という瀬戸内海最大の島の中にある私立学校でした。
たぶん今回の話が分かる人はキジウチさんくらいやもしれませんが、
淡路島洲本市の中心部から離れた丘陵に、その学園は建っています。
ちょうどいまから17年ほど前。
今の校舎が建設されたのですが、太陽光発電、雨水利用、地下水利用、風力発電・・・
http://www.yanagi-h.ed.jp/ec/index.htm
なんと時代を先取りしてたことか。
太陽光発電は余った電力は、もちろん関西電力に売れる仕組み。
今じゃよく聞く話ですが、当時はまったくピンと来なかったですね。
今さらながら、首の上が狸顔、スーツにネクタイ、ゴム長靴という妙な格好で、
ウロウロしていた理事長先生が、実は只者ではなかったのだと思ったしだい。
後に、市長選挙に担がれて当選してしまうだけのことはあったのですな~
誰が考えたアイディアなのか知りませんが、採用したのは学園ですし。
正直言って、けっこうアレな感じのする体質だったし、
国旗も掲揚するし、国歌も歌う、保守的な匂いがプンプンする校風でしたが、
校舎だけがやたら革新的というか、なんというか。
今頃そういうことに気がついたデキの悪い卒業生です。
こんなの言いたくないんだけど、
時代が母校に追いついてしまったという事態でしょうか。
うーん、なんてことだ。