日本某所からカライが届いた。
カライとは、カラヒとか、カライーとも呼ばれ、アフガニスタンやパキスタンにある料理である。
この料理ほど某土木系医療NGOの現地勤務経験者の舌を骨抜きにした料理もあるまい。
多くの若者がこの味の虜になり、今でも食いたいアフガン飯の一つに上げられるであろう。
この料理、味付けはかなり店や土地によって異なる。
ジャララバード某第一宿舎のチョキダールが買ってくる店のものは、お米とマッチする絶妙な味であった。
数多ある店舗の中であの味の店を探し出したのはいったい誰であろう。
謎であるが、おかげでこのカライの魅力にみなとり憑かれたのである。
カライのためなら魂売れます。
カライを目の前に尋問されたら、どんな機密も漏らします。
カライという言葉はそれほど破壊力のあるものです。
さて、今回のカライはかなりスパイスのきいたものでした。
ジャララバードで食ってた味とはやや趣きを異にする。
しかし、匂いも味もアフガニスタンでしたよ。
誰かよく知らないんですけど、料理人さんありがとう。
メラバニ、タシャグル、タシャグル
日本でカライを拝めるとは、ほんとアッラーの導くご縁に感謝せねばなりません。
さて、鍋にはまだ半分残ってますが、心も器も狭い僕は誰にも分けることなく明日も一人で独占します。