都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

ジャララバード的ファーブル昆虫記

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

事務局経由から回ってくるメールに、最近何度か昆虫のお話が届いていた。
日本にいるのが珍しいドクターサーブとのインタビューのために、
この話題を企画した読売新聞はすごい。
でも、話がマニアック過ぎて全然ついてけないぞ~

上の写真は、ジャララバード事務所で撮影したモノ。
ジャララバードで見かけた昆虫って、ハエとアリ、ハチ、バッタ、ときどき蝶。
日本ほど種類は多くない。
ただし、ハエとアリはその人口密度と元気の良さは、日本とは段違いだ。
もう汗を吸いに来たハエとか、払うのがバカバカしいくらいの量。
メシだって、ハエとアリと一緒に食ってる感じだ。
日本にいた時は、そういうのがとても気になる人間だったのが、
それが当然になると、全然気にしない人間になってしまった。
自然との共生・・・なんか違うぞ。
春先からの暖かく、そして熱い季節。
廊下の日当たりのいい場所に足を踏み込むと、
モッワと黒い粒子の群れが舞い上がる。
全部ハエなんだ。
ああいうのを見ると、もう殺虫剤を使う気がしない。
殺虫剤なんかで立ち向かう気力が失せる。
たとえ使っても、その大虐殺の後始末が大変。
アリだってそうだった。
日本から持ってきた貴重品のカロリーメイト
久々に下痢だったので食事の代わりにと思い、黄色いその箱に手を触れる。
すると、猛然と黒い群れが飛び出してきた。
すでに箱の中は魔窟と化していた。
なんだか白い糸のようなモノまで見えるじゃねぇか。
おい、この白い粒は卵か?
まるでもう腐海だな。
カロリーメイト本体についてはもはや何も言うまい。
宝箱だと思ったら、ミミックだったというようなこの失望感はなに?
いつのまにか、窓のサッシの内側から窓際の机の上のカロリーメイトまでが彼らの家になっていた。
バルサンでも焚いてやろうかという気力も起こらなかった。
彼らの生命力の前で、人に何ができると言うのだろう。
(写真は08年3月に撮影)