都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

ゲリラ以外も愛用する日本車 修理編

本日でこのシリーズも一区切りです。
『世界の武装ゲリラがトヨタを愛する理由』
「その性能を実証したのが、03年にBBCテレビの番組『トップギア』で放映された耐久実験だ。この番組では、走行距離30万キロ余りの1988年モデルの中古のハイラックスを購入。それを木に衝突させ、5時間にわたり海中に沈め、高さ3メートルから落下させ、キャンピングカーを上から落とし、プレハブ小屋に突っ込ませ、ビル破壊用の鉄球を打ち付け、火を放った。その上で、ビルの屋上に載せて、そのビルを爆破破壊した。
 その後、瓦礫の中から掘り起こしたハイラックスは、部品交換なしでまた走り出した。修理に要したのは、ハンマーとレンチ、さび止めスプレーだけだった。」→(記事より抜粋)
 
これのどこが耐久実験にゃのだ?
たんなるショーだろ。
読んでて笑いが止まりせん。
この実験が実際に運転し仕事で使うのに、なんの関係があるのか意味不明です。
ハイラックスよ。
実に修理の絶えない車だったよ。
まず、タイヤ。
夏場は灼熱なアフガニスタンで、車のパンクはいつもの話。
そして、ハイラックスではよくあるのが、カマニの故障。
カマニ。
アフガニスタンでサスペンションのこと。
それも旧式なリーフスプリングを用いたリーフ式サスペンションのことだ。
イメージ 1
タイヤの左脇にある長細い板状部品が何枚も重ねてあるのが分かるだろうか。
それがカマニ。
これが悪路な現場で走り続けると、いとも簡単に破断する。
イメージ 2
一番下の一枚が割れています。
カマニの故障は頻繁。
仕事が終わり夕方の事務所で、現場から帰って来たドライバーに「カマニ カラーブ デイ」などと、
言われるのは良くあることです。
そのたびに修理に出すことに。
そのほかの修理となると思い出せないくらい。
BBCもバカな番組をやってるし、NEWSWEEKもそれを真に受けるなよと言いたいですね。