都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

15年前の非日常④

関西電力のCMで、震災をテーマにしたモノがあります。
アンジェラ・アキの「15歳の君へ」を上手く使ったCMです。
http://www.youtube.com/watch?v=gzZt2zrJXug
仕方ないとはいえ、いまや高校生ぐらいまでの人には震災の話は通じないんですよね~
案外、僕らがご老人達から戦時中の話を聞くのと、同じ感じなのかもしれない。
生身で体験したことを、体験したことがない人に伝えるのは難しいんですよ。
日本に帰ってから、改めて実感しています。
ところで、個人的な意見なんですが、阪神間を中心に物事の時系列を震災を基準にしてる人が多いと思う。
「そこって、地震の前のあった?」
「いや、あとにできた」
いろんな意味で、震災という穿たれた楔は作用している。

ハイチで大きな地震があった。
時期が時期だけに、15年前を思い出す。
今回だけじゃない。
JR福知山線での脱線事故もそうだったし、他地域、他国の地震報道もそうだ。
9.11もそうだった。
建物が崩れる映像は15年前を思い出す。
だから、自然にチャンネルに手が伸びる。
チャンネルとは怖いくらいに便利モノだ。