都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

偽造の話はどうなった?

金印「漢委奴国王」発見者の特定に“新説”
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/091021/acd0910211346003-n1.htm

上の記事では一切触れられていないが、金印といえば2年ほど前に
新しい偽造説が提起されたはずである。
幻冬舎より出版されている三浦佑之著『金印偽造事件』のこと。
ただいまクマの手元には同書がないので、内容については詳述しない。
この本の出版で起きた騒動は、当時のアエラにまで掲載されていた。
真偽のほどがどうなったのか、ちょっと気になる。

「なんでも鑑定団」でもよくあるように、贋作というモノは世の中にたくさんある。
ゆえにこのようなこともある。

本物に化けていた倣製銅鐸
http://www.kyohaku.go.jp/jp/kankou/haifu/yomimono_data/0027.html

文中のA島とは淡路島のことだろう。
淡路島出土の銅鐸は多いので、問題の銅鐸がどの銅鐸なのかはわからない。
こういうこともあるので、金印の真偽が今さら覆ることはないと思い込めのないのだ。