都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

たまの遠出は正解

大阪の梅田辺りもずいぶんと行ってないうちに、変わったモノです。
本日の目的地だったのは、別に梅田じゃないんですけど、帰り際にそう思いました。
それにしても、相変わらず地下鉄梅田駅と東梅田駅を間違えます。
おかげで、妙に遠回りしてしまいました。
大阪の地下鉄でこの有様ですから、東京の路線を駆使して仕事をしている弟はエライものです。
えーっと、感心する所が違いますな。
そもそも平日の昼間に大阪を歩いてる兄は、今月からまた失業中です。
でも、そんな状況だからこそ、こんな話を聞きに行けるのです。
仕事してたら無理なことです。
人生で迷える時は、見聞を広めておくべきです。
やりたいことは今のうちにやってしまうべく策動中です。

で、なにをしに大阪に行ったかというとこちらになります。
コードピンク大阪の報告会と写真展
http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest/34445371.html

パレスチナのパの字も知らないのですが、MESTさんの写真展と報告ありということですので、
行って参りました。MESTさんもブログで知ってるだけで、どんな人かは知らなかったワケですけど、
現地を知ってる人の話を実際に聞いて損することはないだろうというところです。
パレスチナの話は遠い国の話なんですが、同じく数年前まではアフガンだって、
遠い国の出来事だったワケですから、単純に遠い国ということで済ませられないのが、昨今のクマです。
ですから、行って正解でした。
紛争だの、闘争だの、投石、催涙弾空爆、テロ、死者、負傷者という言葉が躍る場所でも、
家族があって、子どもがあって、嫁さんがあって、日常があるのだな~ということ。
そういうことが、当事者の口から聞けるのは、やっぱり貴重な時間でした。
MEST様ありがとうございました。

ところで、会場は護憲をバリバリ全開で打ち出してる団体さんの主催なのですが、
よくよく高校時代に井沢元彦氏の本を愛読していたクマが顔を出したモノです。
(ついで言えば、当時かなり軍事オタクな方向に進んでました)
その後は、俗にいうネット右翼な方々の妄言に呆れ果て、右な考えからは一歩も二歩も引き、
かといって左な人の言動も「どうなのよ?」と思いながら、ここまで生きてますけど、
自分と相容れない考えを持ってる人のお話を聞けるのも、やはり大切な時間でした。
相容れないのも「今の自分」であって、数年後はどうなってるかわかりません。
どこでどんな経験がいかなる形で作用するかは、誰にもわかりません。
これは、3年前の今頃トルハム国境に初めて立った時に経験済み。
迷える子羊をやってるうちは、興味と予算を相談して、なんでも見聞してみようと考えてます。