都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

宝塚市での写真展

宝塚といえば、歌劇団かもしれませんが、歌劇団を見に行った訳ではありません。
見に行ったのはジャララバードの写真展です。
 
宝塚・アフガニスタン友好協会というのは、前々から報道などで知ってはいましたし、
何度もこうして写真展を開かれていますが、今まで行った事がありませんでした。
今回は1日から3日までです。
会場は阪急の宝塚南口駅の駅舎の隣にある国際・文化センターの一室。
たいへん交通の便が良い会場です。
この手の写真展や講演会などは、さっと行って、さっと撤収するクマなのですが、
会場にいた代表の西垣敬子さんの方から、お声をかけて頂きまして、
ジャララバードにいた諸事情を話さざる得ない羽目に・・・・・
同じ町でこんな活動をされている団体、いえ、西垣さんは一人で現地に乗り込んでいるそうなので、
現地では団体ではありません。
大勢の日本人とともに仕事をしていた僕らとは、比較にならないほどハードな仕事だったと思います。
腹に現金を巻き付けて現地入りされるそうです。まさに女傑。
 
 
写真展で驚いたのは、アフガン人女性が作業員として、なぜか工事している写真が・・・・・
しかも、生後二十日の赤ん坊連れで工事に参加って、なんだこりゃ?
なんでも、現地の大学を卒業したアフガン人女性が立ち上げた事業だそうで、
USAIDから予算を確保して来て、未亡人など女性を中心に日給5ドルで雇用し、
ナンガルハール大学の施設の修繕工事をしているのだとか・・・・
もちろん、土木作業の経験者はなし。
しかも、事前に研修などはなし。いきなり、現場に放り込むそうで、どこかの水路現場で聞いたような話です。
女性が工事現場にいること自体が、現地のヒゲもじゃの野郎どもにはありえない発想。
女性のための女性による事業だそうで・・・・・
現地でほとんど接することが無かったアフガンの女性の皆さまですが、
なかなかパワフルですし、ぜんぜん男に負けてないことを知った写真展でした。