都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

京都な土日②ともかく感謝

始まりはアフガンで所属していたNGOの事務局より届いたメール。
メールに曰く
「アフガンでの活動にご理解がある歌手加藤登紀子さんが、コンサート会場内での募金活動をして下さる
 ので、募金活動の手伝いできる人連絡されたし」
お金はないけど時間はあるクマですので、
加藤登紀子ほろ酔いコンサート」の京都会場へはせ参じたわけです。
同じNGOでアフガンに行っていたお二人と、その友人の方々と一緒に募金活動をさせて頂きました。

ところで、今まで街頭募金に一銭たりとも協力したことないのに、
募金活動なんてどの顔晒してやるんでしょう。
それに、そんなところで声なんて出せるキャラでもないわけですが、
クビを切られた前の勤め先で鍛えられた成果がここで発揮されました。
最寄駅の阪急河原町駅の近くでやってた街頭募金の声を参考に、
頭の中でセリフが組みあがると、勝手に声が出ておりました。
どこでなにが役立つかわかりませんね。
そして、役得というべきか加藤登紀子さんの歌もしっかり鑑賞させて頂きました。
ただ、日ごろのクマの音楽ライフはアジカンバンプくるりAcidmanだったりする訳で、
68年に青春を過ごされた人のようには参りません。
スタジオジブリの「紅の豚」で声優をされていることに、コンサート中に気付く始末です。
クマの耳に念仏、クマに小判、クマに真珠のような状況です。
65歳になられるようですが、とてもそんな年齢には見えない熱唱でした。
ステージでのトークも素晴らしく「人の年齢は50歳でターン(巻き戻し)する」だそうです。
もう名言ですね。(40歳だったかも)

さて肝心の募金活動のほうですが、この不況の中でも一円玉から1万円札に至るまで
募金箱にたくさんのお金を入れて頂きました。
二日で集まったお金は大雑把な計算で、アフガン人スタッフの給料で例えると、
エンジニアの年収に近い金額に相当します。
このお金は、後々加藤登紀子さんの事務所の方からアフガン関連の二つのNGOに寄付されるそうです。
チケットを買って、CDとかも買って、さらに募金して頂いた京都会場のお客様、
大変ありがとうございました。
さらに、限られた会場内で募金のためのスペースがあるなら、きっとグッズ販売のコーナーに使いたいし、
お客様の動線を考えると混乱要因にもなりかねないのに、嫌な顔ひとつせずに快く募金活動を認めて頂いた
加藤登紀子さんと事務所関係者の皆さま、ありがとうございました。
また、会場で募金活動をした元現地ワーカーのAさんとNさんのご友人の皆さま、お疲れさまでした。
Aさん、Nさんもまたお会いしましょう。