都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

神戸のモスク

イメージ 1

神戸には、神戸モスクと呼ばれるモスクがある。
それが上の写真だ。
ジャララバードの事務所のモスクとは比べ物にはならんほど立派な建物だ。
だから、写真に電線が写り込んでいるのが惜しい。
1935年の建設。
空襲と震災を乗り越えたモスク。
そう言えば、杉原千畝が発給したヴィザを貰ったユダヤ人って、神戸にまで到達していたと思う。
さすが、幕末から開港していた街だ。
モスクの近所にはハラールの食材を扱うお店が数軒あったりするし、
礼拝の時などシャルワルカミーズを着た人をたくさん見かける。
女子大があったり、ラブホ街があたっりと、
ずいぶん複雑な環境なのは狭い国土の日本ならではということにしておこう。
ところで、シャルワルカミーズを着た人は、神戸の街では、たまに見かけることができる。
以前の職場であった中突堤のほうで、悩み疲れたアフガン着任初期の日本人のような顔をした
シャルワルカミーズの若い男を見たことがあった。
「俺はアフガン人なんだ。日本語がわからね~」などと、ブツブツ言って座り込んでいた。
もうかなり重症なのは明らかだった。
声のでかさには定評のあるアフガン人とは思えない声量。
もうちょっと話を聞いておけばよかったんだけど、気が付いたらいなくなっていた。
今頃、あの人は何やってんだろう?
着てたシャルワルカミーズの生地はすごく上等に見えたんで、そこそこ金のある家の人だとは思うのだが・・・

(10年1月撮影)