都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

金魚のフンなクマ⑤暑さに敗北

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ドバイの気候。
ジャララバード並みに暑い。
ジャララバード以上に湿気が多い。
カラッとした暑さのジャララバードとは違い、気持ち悪い湿気もあるこの街。
さ迷う僕の緊急避難先は、バス停。
ドバイのバス停は、完全に独立した小さな小屋であり、しかも冷房完備。
室温18度という、とんでもない寒さに設定してある。
温度差で体を壊しそうだ。
だが、こんな便利なものはどこの国でもあるワケがない。
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ところ変わって、隣国オマーン
飛行機で一時間、車だと5時間らしい。
ペシャワールとジャララバードくらいの距離感か?
もしくは、伊丹から徳島くらいの距離感か?
この国は、ドバイより暑かった。
大学時代、真夏でも発掘現場で穴掘りやら、図面を書いてた。
ジャララバードの夏も冷房なしで耐え切った。
自分の耐熱性には自信があった。
「・・・・・」
徒歩10分で、身の危険を感じた。
このまま歩くと暑さで倒れるに違いない。
商店も自販機も見当たらない。
道路幅は広く、建築物の背は低い。
だから、日陰の場所が少ない。
しかも、誰も道路を歩いていない。
この炎熱地獄の中で徒歩で外出する習慣はないらしい。
ここで倒れても、誰にも気づかれそうにない。
遭難死?
「あかん。帰ろう」
徒歩15分、撤収決定。