都鄙往還雑考

宝塚の山の中と街をいったりきたり 2022年12月よりブログタイトルを変更しています。それ以前の記事は順次整理していきます。

20年目の非日常

書くといいつつ.、年単位で放置・・・
やはり、子ども二人できると、ブログまで手が回りません。
長男2歳、長女8ヶ月。
二人とも赤ちゃん街道を爆走中です。
障害児支援の仕事をしつつ、夏には関西きんじょすくいの会の保養キャンプ。
よくよく続けられているものだと思います。
あーでも、来月で長男産まれてから2度目の転職か・・・
やっぱし、続いてないです。
上司の方針に「オマエのやり方についてけねー」
と率直に行動で示すのはよくないですね。

さて、この週末で阪神淡路大震災から20年ですね。
20年前はこんな生活、想像してなかったです。
1・17を上回る災害もあるとは思いませんでした。
5年前に「15年前の非日常」という記事を書いてましたが、
5年ぶりに自分の書いた文を読み返してみて、
5年前の自分は震災の近くにいながら「傍観者」だったと、
15年前の自分を評価しているようです。

今年の自分は、20年間を思い返すと、
「傍観者」だった20年前の自分を許せないでいるんだと思ってます。
常に、至近にあった震災に、後ろめたさと罪悪感を持っている。
先日、震災15年で製作された「その街のこども」を泣いて見ながら、
そういう、無視すればええのに、抱えてしまった気持ちとずっと付き合っていこう思った次第。


このドラマ、15年目の神戸で森山未来佐藤江梨子が、夜の神戸の街を延々歩き続ける。
暗闇の中で、二人の震災で失ったものを語りだすという話。
人それぞれ泣くところはあるやろうけど、
私は、物語の最後、目的地の東遊園地に着いた時、森山未来が入るのを躊躇い、
その判断を受け入れた佐藤江梨子の演技に、ひどく泣いてしまいました。
1・17の東遊園地に入るのは、私も怖い。「傍観者」としてはほんま怖い。
森山未来の演じた役は、また別の理由で東遊園地に入れなかったと思うんだけど、
あそこで「さよなら」した演技、脚本はほんますごい。

5年前にNHKで放送された時は、怖くて一人では少ししか見れなかった作品。
家族のいたおかげで最後まで見ることができました。