2010-01-01から1年間の記事一覧
何事も、いつもどこか抜けているのがクマのやること。 パソコンが壊れる前日に、必要なデータはバックアップを保存しておいたはずだった。 不幸中の幸いとはこのこと。 ジャララバードでの痛い経験から、月に一回くらいはハードディスクにバックアップをとっ…
パソコン故障にともない休止しておりましたが、今日より再開いたします。 休止中にアフガン報道は、珍しくずいぶんな騒ぎ。 なかでも目立ってないですが、カブール銀行での取付け騒ぎ。 http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Finance/node_98192 銀行口座を持…
「三行では済まない話」というシリーズで始まりましたが、 漠然とした構想だけ頭に描いて始まり、筆の向くままいや、キーボードを叩く指のまま、 テキトーな進行で書いてると、なんだか三行と関係ない方向に進みそうなので、 シリーズ名をタイトルからカット…
昨日は、不正の話を書きました。 弁護をするワケではありませんが、他所者でしかない日本人と違い、 家族・親戚・一族郎党・友人・知人もいるアフガン人職員にとって、悪だくみの誘いを容易に断れぬもの。 日本的感覚で業務上横領じゃ~。背任じゃ~などと、…
よく誤解されますが、現地で雇用したのは作業員だけじゃありません。 100人近い職員がいました。 人員の配置は現場と事務所でおおよそ半分半分というところ。 エンジニアサーブと呼ばれる現場監督、事務、会計から、 その他に運転手、メカニック、メイソ…
昨日は、彼の地で軟弱な日本人が良心を揺さぶられる光景を書いてみた。 一昨日は、かつて住んだ町の事例をあげ、被災地に押し寄せる良心について疑念を示してみた。 今日は、彼の地で日本の「良心」はどう受け取られるか書いてみる。 写真はジャララバードの…
Jamrud Bazar to Torkham Afghanistan Border by Habibullah Afridi you tubeから拾ってきた動画。 ペシャワールからさらに西へ。 トライバルエリアのカイバル地区のJamrudからカイバル峠へと至る行程。 個人的には、映像とともに流れる音楽も好き。 この動…
日本の暑さもバカにできないな~という毎日ですが、 報徳学園野球部のみなさま、お疲れさまでした。 本日の準決勝、沖縄の興南高校との試合。 興南の見事な逆転勝利でした。 逆転勝利というモノは、報徳学園野球部の十八番のはずでしたが、 完全にお株を奪わ…
先般、花の都で撮影してきた映像です。 デジカメの動画撮影機能で撮っていたのですが、うまく再生できてなかったので今までお蔵入りでした。 一昨日、ようやく再生できたのですが、実際に見てみると手ぶれがひどかったり、 なんか無意味な映像だったりと使え…
そういえば、昨日は終戦の日でした。 週末あたりは、戦争関連の特番なども多かったようですが、 もう10年か20年経ったとき、同じように終戦の日の前後に、戦争特番はやっているだろうかと考えたりします。 あの戦争をリアルタイムで知っている世代は、どんど…
世間的にはこのニュースを読み、タリバンを非難するのが妥当のようですが、 もう何年も、アメリカの無人偵察機がパキスタンで爆弾を落としまくって来た経緯を前提に考えれば、 タリバンが反発するのも、ごく自然な流れだと思うのです。 いまさら、ここで変節…
「この女の写真を撮ったのも、あんたか」 「俺が撮れと命令した」 「日系二世はそんな残酷な仕事もするのか。え」 たらいで洗濯している女は露出の調整で若干暗く写っているが、切羽詰まった気配や働かされている感じはない。一緒に捕虜になった子供の衣服を…
先日、あるアフガン関係の講演会で演壇に立っておられた方が、 自身が講演会で発表したことを、「切り取られた真実」であるという言い回しを使われました。 あまり「真実」という言葉は好かないのですが、 世の中には「自分が語ることこそ真実」だと言わんば…
いくつかの情報では、今年のラマダンは8月10日頃かららしいとは知っていたが、 どうやら明日の11日からのスタートとなっているようだ。 なんで「頃」で、なんで事前予想から1日ずれるのか。 みんな、おおよそこの日からということは知っているのに。 詳…
2年前だったか、1年前だったか。 どっちか憶えていないですが、報道ステーションで花の都の名を冠したその大学は、 もはや過激派の巣窟扱いをされておりました。危険地帯に潜入という感じだった。 女学生は追放され、もう授業すらできないというような感じで…
上の写真。 一見、普通の部屋のドアに見えよう。 では、ドアの右にあるスイッチらしきものはなんであるか? 呼び鈴? 違うのだ。 ドアを開くとやたらに狭い部屋。 しかし、たいへん危ないことに、先のスイッチを押さねば、扉の先の部屋は来ない。 これは、エ…
ジャララバードにいた頃、花の都から伝わってくる話は、治安悪化ばかりだった時期があります。 今もそうかもしれませんが、おかげで「花の都=危険地帯」というイメージが染みついています。 でも、ジャララバードもそうでしたが、どんな場所でも日常は日常…
東北の方でこんな曲があることを教えて頂きましたが、 http://www.youtube.com/watch?v=QmUhYjzZ3RQ あの国の人の顔を見て、柔らかいとはそう簡単に表現できません。 なによりあの街を見て、花の都? ジャララバードから見れば、たしかに大都会ですが、「花…
上の写真は、現場の作業員が家から持参したお弁当。 講演会で使える写真を探しているときに、改めてこの写真について考えさせられた。 通常、特に事務所勤務だった僕が彼らのご自宅にお邪魔するなんてことはなかったし、 たとえあったとしても、奥さんと顔…
口でも、写真や映像を使ってみても、臭いというのは伝えにくい。 雨が降った次の日のジャララバードの街。 その悪臭はヒドイ。 排水溝からあふれ出たであろう汚水が発生源だと思う。 晴天の日でも、よく出入りした両替業者の集まる一区画。 青空の下にある…
岡山と伊丹。 展示準備と開催初日に解説役のようなことをさせて頂き、伊丹では講演会まで。 どうやら写真展会場に立って、思っていた以上にイライラがたまっていたようで。 「そんなきれいごとだけじゃないわ~」と叫びたい気分が溜っていたみたいです。 日…
岡山に続き、伊丹市でも写真展が始まりました。 伊丹の会場が、関西ではトップを切っての開催となります。 委細はこちらを↓ http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/index_report_pic.html 毎日新聞にはクマのマヌケ面が、デカデカと写真付きで報じられる羽目…
思いつきをそのまま書くという悪い癖のせいで、 このシリーズをどうやって収拾させようかと困り始めました。 困ったモノです。 上の写真はドバイ空港の一角です。 ドバイショックがどうしたこうしたと、大変だった人もいるのかもしれませんが、 ドバイ空港は…
4年前、近所のコンビニでバイトしておりました。 その頃、そこのオーナー氏は常時2~3人の中国人を雇っていました。 どういう事情で雇うことになったのか、そのあたりはよく分りませんが、 どうにもこうにも、オーナー氏は中国人店員の仕事に不満がありま…
サミュエル・ハンチントン教授の「文明の衝突」が流行ったのは、いつのことでしたっけ? 高校生の頃、図書館で借りて読んで、意味不明なまま返却した憶えがあるから10数年前くらいか? かの本は、これからはイデオロギーなんかじゃなくて、文明の違いが重…
中東からの帰り、それぞれの事情で出発日はてんでバラバラ、帰りは一人旅。 乗り継ぎの悪さから、ドバイ空港に昼について、日本行きの便は夜3時の出発。 タクシーで外をウロウロしてみるのも一興かとも思いながら、 外は鬼のように暑いし、荷物もあるし、空…
中東へ行く前に東北に行ってました。 宮城県某所で行われたアフガンの写真展です。 成田へ行くのに、東北経由ってのも、よく考えれば不思議な話です。 最寄りから徒歩45分とか聞いて、都会じゃあり得ない会場設定だと思っていると、 「天気が悪いと、会場…
上の写真はドバイの食料品店の中で撮った一枚だが、堂々と豚肉が販売されている。 もちろん、他の売り場とは区画されてはいた。 ここイスラムの国だよね? アフガンでもお酒はあったけど、それは隠れて販売されるもので、堂々と販売され飲まれるものではなか…
オマーン。 当たり前の日本人には馴染みのない土地です。 ワールドカップのアジア予選に出てくる代表チームとして、僅かにに聞いたことがあるくらい。 帰国後少しばかり、ネットで探すと意外な史実を発見。 時は、1930年代。 先々代のオマーン国王のタイ…
ドバイの気候。 ジャララバード並みに暑い。 ジャララバード以上に湿気が多い。 カラッとした暑さのジャララバードとは違い、気持ち悪い湿気もあるこの街。 さ迷う僕の緊急避難先は、バス停。 ドバイのバス停は、完全に独立した小さな小屋であり、しかも冷房…